四十肩・五十肩の事例2

調布市から電車に乗ってお越しの50代男性Hさん、右の四十肩にお悩みでした。こちらにいらした時はかなり痛みが酷い状態が数か月続いていました。

腕が肩から上に上がらないので何をするのも一苦労です。服を着るのも、体を洗うのも通常より時間が掛かってしまいます。

電車でもつり革を掴めないので通勤ラッシュでも注意しなければなりません。少しでも重たい物を持つと痛くなるので買い物もこまめに行く羽目に・・・。

さらにHさんを悩ませたのが睡眠時の痛み。痛みで夜中に目が覚めてしまいま・・・。こんな状況を打破しようとして整骨院へ行きましたが痛みは変わりませんでした。

Hさんのお望みは四十肩の痛みの緩和。朝まで目覚めることなく眠ることでした。が、それだけだと不十分なので可動域を広げることも提案させていただきました。

Hさんは右の股関節・骨盤がとにかく固くなっていました。状態確認の姿勢をしてもらうのがやっとで、そこから動くことができません。

反対の左でやるとスムーズに動けますが、右だとその姿勢を取るのが精いっぱい・・・。どうやって動いていいのか、どこに力を入れていいのかわからないという程です。

数年前にジムでストレッチをした際に右側がやりづらいと自覚はあったそうですが、ここまで動きづらくなっている自覚はありませんでした。

四十肩になる前の寝る姿勢は四十肩になった右側を下にして寝ていました。なぜなのか確認すると仰向けだと腰に違和感があるため。腰が関係してそうな可能性はかなり高まりました。

股関節と骨盤の固さの影響からか背中のしなりもなく肋骨も固い。そうなると肩甲骨も固いことが予想されます。

その結果、本来ならば協力して動くはずの股関節、骨盤、腰、背中、肋骨、肩甲骨が動かなくなり肩が自然とオーバーワークで疲労が蓄積して痛みと可動制限になった可能性があります。

これらのことから股関節と骨盤が上半身の動きをロックしているので最初に股関節と骨盤の固さを取ること。他に背中や肩甲骨、肋骨を施術してから時間内の最後に肩に取り掛かること。

週1回の施術でかなり期間と回数が掛かりそうなことをお伝えして了承いただいたので施術を開始しました。

Hさんより感想をいただいたのでご紹介します。

施術前

つり革に痛くて手が届かず買い物袋も少しでも重くなると持てなくなりました。寝返りをする度に痛くて起きることが多かったです。

ストレッチは痛くてできたものではありませんでした。

施術後

日常生活ではほぼ支障を感じない位になりました。つり革も普通につかまり買い物袋も重たくても持てる状態です。

痛くて起きることもなくなりました。

整体に行き初めて腰が悪いことがわかり来て良かったと思います。

Hさんの施術は当整体室の中でも回数が掛かりました。予想通りに股関節と骨盤が固かったです。この固さを取り、可動域を広げるのに20回ほど。特に最初の数回は足ふみ状態が続きました。

その後も施術を重ねると少しずつですが股関節と骨盤の可動域が増すにつれ肩にも動きが出ますが、まだまだ日常生活を不便なく送るには不十分です。

更に施術を重ねると少しずつ背中、肩甲骨にも動きが出てきました。良い兆しです。水平までしか上がらず真横で止まっていた腕が少しずつ動き出します。

夜間に起きることはなくなり、痛みで可動が制限されることもなくなりました。今までは肩甲骨や肩に痛みがあったので最低限の施術しかできませんでしたが、本格的に施術できるようになります。

回数を重ねると腕を真上に上げる、水平に広げるのは左手に比べても遜色ありませんが背中に回すとまだ痛みが。この痛みの緩和が長時間続けばゴールです。

4回ほどの痛みで痛みは緩和したので施術間隔を2週間、3週間、4週間と空けていき痛みの緩和

と可動域を確保できていたので無事にゴールを達成しました。

四十肩・五十肩でお困りの方はお気軽にご相談ください！

※個人の感想と結果です。効果を保証するものではありませんのでご了承ください。